職場の人間関係、仕事の量、友人とのつき合い、恋人や家族との問題、それらに何らかの悩みや不安、不満を抱えたら、すべてストレスに変換されて心にぶつかってきます。人はストレスだらけの人生を生きていて、心にはストレスがぶつかった跡でボコボコになっているといっても過言ではないでしょう。
ストレスはあっても、それほど感じない、または耐性がある人もいます。そんな人はどんなタイプの人間でしょうか?ストレスをほとんど感じない人、感じやすい人とを比べて、いかにしてストレスフリーを作るか、考えてみましょう。
◆ストレスを感じにくい人の特徴
ストレスを感じるか、感じないかという体質は、その人の思考方法や性格、または周囲の環境によって形成されるといえます。
・怒鳴られても気にしない
・失敗しても引きずらない
・気持ちの切り替えが早い
・嫌なことがあってもすぐ忘れる
・イエスノーをはっきり主張できる
・何事もポジティブに考える
・何事もほどほどにとどめる
このような考えと行動パターンを持っている人は、ストレスを感じにくい、または感じないといわれます。
◆ストレスを感じやすい人の特徴
・感情をあまり表に出さない
・自分より相手や周りのやることを優先する
・人の目を気にする
・心の余裕がない。いつもせかせかしている
・嫌なことがあっても顔には出さず、平穏を装う
まるで、ストレスを感じにくい人とは真逆ですね。とはいえ、その人の性格というものは変えようと思っても変えられるものではありませんので、その性格と性質に引きずられるまま、ストレスを抱え込んでしまっているといっていいでしょう。
◆性格を変えられないなら、環境を変えてみる
持って生まれた性格は、簡単に変えられるものではありません。また、その性格を変えようとしてストレスを抱え込んでしまえば、本末転倒といえるでしょう。性格を変えるのが難しいのであれば、身の回りの環境を変えてみることからはじめてはどうでしょうか。
例えば、何でも話せる友人をつくる。しかし、その友人というのが簡単に見つからない。それでは、自分の好きなサークルや活動団体に入って、仲間を見つける。気心の知れた仲間や友人が見つかれば、悩み事も相談できて、ストレス軽減につながるのではないでしょうか。
また、目標を作ってそれにむかって邁進するというのも一つの方法です。富士登山という目標を掲げれば、それに向かって一心不乱に頑張れるので、そのときだけでも仕事の嫌なことは忘れてすっきりした気持ちでいられるかもしれません。やりがいのあることに打ち込めば、我を忘れて夢中になれますので、ストレスもどこかへ吹き飛んでしまうでしょう。
ストレスは、無理になくそうとせず、困らない範囲で抱えて上手にコントロールできれば、克服したといえるのではないでしょうか。